お迎え前から、割と気合を入れて準備した。
ケージ、トイレ、リード、おもちゃ。
なんなら、ルンバとダイソンまで新調した。
「これだけ揃えれば、そんなに困らないだろうなくらいに思ってた」
買ってあげたおもちゃ<<<ブラシのキャップ
実際に生活が始まると、物は「想像と違う方向」で増えていった。
ショップでおすすめされた、いつもこれで遊んでましたよっていうおもちゃ。
「それなら安心して遊ぶだろう」と思って買ったのに。
Mayaは、1ミリも興味を示さない。
逆に、何に異常な食いつきを見せるのが。
- ブラシのキャップ
- そこらへんにあった雑巾
- 脱ぎ捨てた靴下

買ってあげたおもちゃより、雑巾の方がテンションが高い。
どうやらMayaは、「飼い主が与えてくれたもの」より、「自分で見つけ出したもの」の方が好きらしい。
さらに、おもちゃで遊ばない代わりに、家の中のあらゆるものを「味見」し始めた。
マット、トイレの縁、電気コード。
「ここ、危ないかな?」と先回りして片付けた横で、また別の何かを見つけ出す。
終わらない。
今思うと、Mayaは新しいところで新しいものばかりで気になっただけ
買ってあげたおもちゃは……
与えられたもので気にならない。どうやらちょっと大きかったってのもあるらしい。最近は口も大きくなって遊んでる。
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ふと、昔買っていたシェトランドのことを思い出してみた。
飼っていたことがあったので少しは犬との生活は分かっているつもりだった。
でも、気づいてしまった。
パピー期の大変なところ、全部親がやってくれていたことに。
自分は、ただ可愛いところだけを吸い上げる「遊ぶ係」だったんだ。
つまり、自力で子犬を育てるのは、ほぼ初めて。
しかも相手はゴールデン。
サイズもパワーも、当時の記憶とは比較にならない。
そりゃあ、想像と違うわけだ。
ダイソンが、悲鳴をあげている。
毛対策に導入した最新家電たちも、大型犬の前では無力だった。
ルンバは早々に毛で詰まり、
ダイソンは、聞いたこともないような苦しそうな音を出してもうムリですって言っている。
結局、一番頼りになるのは「雑巾」と「クイックルワイパー」。
クイックルワイパーは最初に出して置かなかったせいか、先についてる不織布を奪って掃除にならないので、雑巾とタオルがどんどん増えていく。
おもちゃ、掃除、洗濯、いたずら対策。
気づけば、家の中のルールはすべて「Mayaが壊すか、食うか」が基準になっていた。
コンセントの位置も、家具の配置も、全部Maya基準。
自由な生活がなくなるのが怖かったのはそれどころじゃなくなった
まぁ、本人はそんなこと1ミリも考えず、
今日も「食べられないもの」を口に含んで満足そうに寝てる。
