やっぱり気になる、あの子。(再訪編)

飼い方・準備

あの日から数週間。
なんだかんだ言いながら、家の中の準備は着々と進めていました。

ケージはどこに置くか。留守番はどうするか。
「実際に準備をしてみたら、やっぱり無理だって気づくかもしれないし」
なんて、自分に言い訳をしながら。

でも、正直この頃には、もう気持ちは一方向にしか向いていませんでした。
本人はまだ「慎重に検討している人」のつもりだったんだけど、今思うと、たぶんもうかなり怪しい。

そのあたりの準備の様子は
犬を飼う前に準備したこと
にも書いています。

玄関先での、静かな攻防戦

そして、「そろそろ迎えられるかも」という状態になったある日。
天気も悪く釣りにもどこにも行けない日、 もう一度だけ、あの子に会いに行くことにしました。

ところが、会いに行くと決めたのに、なかなか家を出られない。

着替えも済ませた。財布も持った。車の鍵も握りしめている。
あとは玄関のドアを開けるだけ。
なのに、なぜかまたソファに座ってスマホをいじってしまう。

「……いや、行けよ」

自分にツッコミを入れるんだけど、体が動かない。

お店に行ってお目当ての子がまだいたら、もう飼うって決めちゃうって自分で分かってて。

遊びにするか、犬と暮らすか心の中で最後の攻防戦。

結局、最初から探していた

結局、犬と暮らしたいし、あの子が気になる。やっとのことで家を出る。

お店に入って、くるっと店内を一周します。
他の子も見たりしながら、目は真っ先にあの子のケージを探していました。

……あ、いた。普通にいた。

あの日と同じように、元気そうに。
それを見た瞬間の、変な安心感。
そして同時に、「あぁ、やっぱりこの子すきだ」と確信。

準備不足は、愛で埋める(予定)

もちろん、準備が100%完璧だったわけじゃありません。というか、まだまだ途中。
まだ揃っていない物も、生活のシミュレーションの甘い部分も、たくさんあるけど。

でも、ここで見送ったら絶対に後悔する。
準備してみたりしながらさんざん悩んだので、なんとなくそんな気がして。

そして、お店の人に相談しました。
「準備ができるまで、しばらく預かってもらうことはできますか?」

すると、店員さんから衝撃の一言が。
「そこまで準備されているなら、今日お迎えもできますよ」

……え、今日?
また脳内会議が始まります。
「いや、心の準備が」「いや、でも早く一緒にいたい」「なんとかなるだろ」

結局、欲望が理性をごぼう抜きにしていきました。
「……今日、連れて帰ります」

20年ぶりの「犬がいる家」へ

そこからは、もう怒涛の展開。
保険、フード、保証制度、大量の書類……。
情報量が完全に行政の窓口を超えていましたが、なんとか契約を完了。

「もう犬を飼うことはないな」と本気で思っていた時もあったのに。

人の気持ちなんて、本当に分からない。

お店を出る瞬間は、意外と普通だった

手続きが終わって、Mayaを抱っこしてお店を出る。この日はちょうど5か月の誕生日。すでに重い。

ワクワクしてたけど、それ以上に、もう引き返せないぞ、犬ライフ。

車内の不気味な静けさ

帰りの車では、心配になるくらい静かだった。

昔使ってたシェットランド用のケージを、試しに車へ持ってきていたので、そこに入ってもらう。
元々そんなに吠える犬種ではないけど、

「え、子犬ってもっと騒がない?」

って逆に心配になるレベル。
たぶん、本人もまだ状況がよく分かってなかったと思う。

まぁ、こっちも同じような状態だったんだけどね。

家に着いた。20年ぶりの「犬がいる家」

そんな感じで、無事に家へ到着。

数か月前までは、もう犬を飼うことはないかなって思ってた。
それが今、隣にゴールデンレトリバーがいる。
なんか不思議。

とりあえず部屋に入ってもらう。
用意していたケージ。
トイレ。
ごはん。
一応、それっぽくは準備してきた。
まだまだ準備途中ではあったけど。

まだ、この時は知らなかった

まだ、この時は落ち着いていて静かな犬だった。
Yamaも。
Mayaも。
これからどんな生活になるのか。
正直、あんまり想像できてなかった。

翌日から、トイレでちょっと悩むことになるのも。
おもちゃより、雑巾のほうが人気だったことも。
そして、「これで準備万端」と思うたびに、犬用品が増えていくことも。

まぁ、この時の自分に色々教えてあげたい。ゴールデン、割と順応早くてびっくりするぞと。

家族が帰ってきて、名前の相談。
相談という名の確認。これでやっと、Mayaとの生活が始まった。

ワンちゃんのお迎え、契約の時に待っていた怒涛の契約手続きについては
お迎え当日の脳内パニック
にちょっとだけ詳しく書いています。

翌日から始まった本当のお留守番については
初めてのお留守番。心配で落ち着かなかったのは、たぶん僕の方でした (準備中)
に、そしてトイレとの戦いについては
初日は天才犬だと思った。トイレとの戦いが始まった日 (準備中)
に詳しく書いています。